2017年7月18日火曜日

18世紀イギリス ストーンウェア 白いリムレリーフ 深皿

普段フランスのファイアンスという陶器製のアンティークを扱っているとまず見ることのない素材の食器です。

フランスではグレという砂岩の混ざった半磁器製のキッチンツールなどを見かけますが、まずお皿でグレ、イギリスではストーンウェア製のお皿などは滅多に見ることがありません。

今回は大変古い、イギリスの型押しリムレリーフの、しかも深さのあるお皿をご紹介いたします。



この材質、写真では分かりにくいでしょうかね・・・?
少しマットな雰囲気もあり、素焼き?と思わず言いたくなってしまうような質感なのですが。。。

塩釉炻器なる製法になり、しっかりと引き締まったかたい素材の炻器(ストーンウェア) の上に塩釉という文字通り塩を釉薬に混ぜた釉薬が掛かっているのだそうです。

フランスでもおなじみの陶器製のクリームウェア(まあおなじみと言ってもやはり18世紀のものですのであまり見かけることないと思いますが)、が出始める前に流行ったのがストーンウェアのようです。




イギリスはスタッフォードシェア州の窯のうちのひとつで、おそらくThomas Whieldon氏の経営する窯ではなかったのではないかと思いますが、Thomas Whieldon氏の方がジョサイアよりも早くから生産をしており、後にパートナーシップを結んだ窯のようです。



 パニエのような柄のレリーフとバロック調な全体的な雰囲気がとっても素敵です。



 wikiより、
上の写真を見てください。
ロンドンのヴィクトリア&アルバート博物館に展示されているもののようですが、モールドの柄もそっくりですし、


イデコの私物の本からの抜粋でも、同じレリーフが使われています。




深皿なんですね。

これ結構珍しいのではないでしょうか。
 

強固なストーンウェアならでは、キズが付きにくく表面もきれいです。



黒い斑点が少しと、


キズが約1か所とそこから染みた小さなシミなどが見られます。
この写真、実物より大きいと思いますので、キズはかなり小さなものです。



素地のムラなどが少し、



 3種類の違うパターンのレリーフがリピートされて素敵です。
間にはボタニカル風なレリーフで区切りがされています。



裏に刻印はなし、
刻印がないのは難しいところ、とは思いますが逆に刻印がない事で大変古いもの、であることも分かります。

フランスの窯とは違い、すでに裏に脚のようなサークルが見られます。
きちんとしていますね。



裏、リムの近くにキズや小さなシミなどが見られます。


素地のムラやキズなどは製造時にできたものがほとんどでしょう。



 裏の製造時にできたであろうキズや小さなシミたち。



表面に1か所だけキズとシミが見られる部分です。
中央のものがキズ。


キズのアップです。

これ、かなりアップですので実際には気になるものではないと思いますが、念のため。




ゆらゆらと動き出しそうなレリーフが素敵です。



不思議な艶と、レリーフの陰影が素晴らしい♪


深皿。

普段なら、18世紀のお皿は貴重なので観賞用に、と言いたいところですが、ストーンウェアは丈夫。
ちょっと使っていただきたい気持ちも、いや結構あります。



もちろん、食洗器、オーブン、レンジ、禁止です。

末永~く使っていただける方に♪







☆☆☆




以上のお品ものは間もなくグルニエイデコのオンラインショップで販売いたします。
状態はかなりよろしいですが、お値段などの詳細はグルニエイデコのオンラインショップ更新時にお確かめください💕

次回更新は来週の予定です。

お楽しみに♪


オーナー☆イデコ 

PS:7/2リアルショップへお越しいただいた皆様、リアルショップ後のオンラインショップをご覧いただきました皆様、本当にありがとうございました💕
心より感謝の気持ちを込めて♪(*^^*)
また、今回ご縁の無かった方々も、また次回どういう形になるか分かりませんが、今すこしづつ構想を練っております。

2017年6月27日火曜日

18世紀 アイボリー色 花形リム&お花のレリーフ皿たち

18世紀のお花のレリーフプレートをずらりと並んでおりますが、

7/2(日)Favourites!さんのリアルショップ用のお品ものたちになります。

”ジャルダン・ド・ディアーヌ” Jardin de Diane

若くして結婚し、はじめのご主人を亡くしてからは一生黒い衣装を着て過ごしたディアーヌ。
アンリ2世の愛妾となり、本妻のカトリーヌ・ド・メディシスよりも大切にされていたディアーヌ。(笑)

ロワール地方にあるシュノンソー城のお庭に咲くお花のイメージで、商品選んでみました♪

シュノンソー城にはディアーヌのお庭、カトリーヌ妃のお庭と二つのお庭がありますが、ここではもちろん美しく広いディアーヌの方のお庭のイメージです。(笑)



(左に見切れているものだけは19世紀のドイツ製のものになります。 )




ディアーヌのお庭にたくさんお花が咲いていたように、お皿もお花がいっぱい!
美しいレリーフにしばし時間を忘れます。


レリーフのモチーフがそれぞれに微妙に違っており、
微妙にアイボリー~クリーム色の色合いにも違いがあり、
窯によるのでしょうけれど、素材感にも違いが少し見られるものになります。

本当はギャルリーの方では1点、1点、丁寧にご紹介をさせていただきたかったのですが、今回Favourites!さんのリアルショップ用に持参するという事で、一緒にご紹介させていただきます。


 まずはこちらのお皿から
①②③
ポントシュー窯のもの、と
言われていますが、
本当に区別が難しい、18世紀のお皿たちです。


 ①

 ①


 ②


 ②


 ②

18世紀のポントシュー窯などのフランスの陶器製のお皿の裏は、脚みたいなものがなくツルっとしています。


 ③これだけお色がクリーム色というよりはアイボリー色なんですが、写真では表せずにすみません。。。


 ③





ここから、違うお皿になります。

と、言わないと分からないくらい、どのお皿も色合いと言い、お花のレリーフと言い、よく似ています。
 
 ④

リムに尖ったデザインが見られ、お花のレリーフがかわいいお品です。
表面はツルツルです。


 ④


 ④
 やっぱり後ろはツルっと♪


 ⑤


 ⑤


 ⑤


 ⑤


 ⑥


 ⑥


 ⑥


ここから、また違うお皿になります♪


 ⑦
 少しマットな表面ですが、アイボリーのお色とお花のデザインが美しい、またリムの形が珍しいものになります。


 ⑦



 そして、こちらもまた違うタイプ

 ⑧
 優しい柄のお花のレリーフとリムのフォルムもまた美しいお品です♪


 ⑧

こちらのお皿の裏ははっきりとしたラインですね。


 ⑧


最後は、ポントシューかサンクレモン窯のお皿。
これはよくポントシューと言われているもので、確信は高いのではないかと思います。

いずれにしても18世紀のものです。
どこの窯であろうが、当時はマニュファクチュール窯だったことでしょうから、すべてに価値があると思います。

 ⑨

 う~ん、美しい陰影。。。

 ⑨


 ⑨






以上になります。

美しいお花のレリーフの18世紀のお皿たちです♪


 


いろいろ集めてみたくなりますね♪

状態などは、18世紀のものにしてはいい方と言えると思います。
カケや小さなラインなど見られるものはあります。

でも、このような良い保存状態で残っていてくれたことに感謝したくなるくらい、美しいお皿たちです💕


19世紀と18世紀の陶器では価値も大幅に違います。
19世紀のものでもすでにと~~~ってもお古いものですが、18世紀のフランスの陶器というのは本当に貴重なんですよ。


割れても捨てないでください。

大切にしてくださる方へ♪(*^^*)


☆☆☆ 


以上のお品ものたちはFavourites!さんのリアルショップでの販売となります(*^^*)



☆☆☆

Favorites!real shop vol.16

Jardin de Diane~Gracieuses après-midi de Diane de Potiers
   ディアーヌの庭~ディアーヌ・ド・ポワティエの優雅な午後”

Favorites!
              




日時:201772日(日)11301730
場所:ギャラリーmado (地図はこちら

リアルショップへお越しいただいたお客様、そしてリアルショップ後のオンラインショップをチェックしていただいたお客様には本当に感謝しております💕
心から感謝の気持ちを込めて、ありがとうございました。



 PS:こちらのお皿たち、1枚を除きすべて売り切れました。
日本に置いてきましたために、フランスからの発送ができません。
次回東京へ帰った際にお渡しすることはできます。
通し番号⑤番のお皿です。
ただ、次回帰国するのがいつになるのか予想できないため、販売が難しい状況です。m(_ _)m
タイミングが合えば、とお待ちいただける方がいらっしゃいましたら、お問い合わせください。